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2016年秋アニメ感想

「【2016年秋アニメ感想】(5話まで)さよなら、厭世観(えんせいかん)ラジオ」をアップしました。


おすすめ面白い漫画ランキング | 何か読みたい漫画を探していますか?面白い漫画のおすすめランキングありますよ。

表紙


ランキング形式にて漫画を紹介させていただきます。基本的にネタバレはなしです。
おすすめ漫画ということなので、なるべく知らない漫画に触れていただこうという趣旨の為、出来るだけ王道漫画はランキングから外してあります。
ただし、

これだけは読まず嫌いにならないで!

という王道漫画が個人的にあるので、そこは紹介します。
まず、紹介をする上で、僕が漫画を読んだ時に「面白い!」と感じるポイントを4つ!

1:テーマがある。また、そのテーマを演出を通して上手く読者にアプローチしている。
2:キャラクター能力に個性があり、戦闘に戦略が含まれている。
3:哲学、宗教、社会学、ゲーム理論などの要素が含まれている
4:物語の設定がユニーク。

全30作品の漫画を紹介していきます。
全30作品全ての漫画を読了済みだったら、本当にごめんなさい。
ただ、会ったことないけど、僕らは親友以上の何かだ。




第30位:トラウマイスタ
作者:中山敦支 連載:週刊少年サンデー

トラウマイスタ


人間のトラウマを具現化させて、トラウマ同士で戦闘する漫画。
序盤は「設定は面白いけど、所詮、少年誌の王道バトル漫画。似たり寄ったりな内容になるんだろうな」というペースで物語は進むが、徐々に少年誌の王道から逸脱しはじめる。

アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のような展開に近い。普通に読み進めていると、ショックを受ける。
狂気などの感情を絵で表現するのが上手く、登場人物の能力などで絵画的(アート)な表現がある等、戦闘での演出も凝っていた。


トラウマイスタ3


ただし、この漫画の面白さは万人受けせず、打ち切りのような形で最終話を迎えることになりました。
傑作になる可能性があった、金の玉子だっただけに残念。
全5巻なので、「軽くバトル漫画とか読みたいけど、ベタベタの王道バトル漫画は読みたくない」という方におすすめ。

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第29位:ブラックジャックによろしく
作者:佐藤秀峰 連載:モーニング→ビッグコミックスピリッツ

ブラックジャックによろしく


著作権フリー化した、異例の作品。
webで無料で読めます。(僕はiphoneのアプリで無料で読みました)

フィクションながらも、ドキュメンタリーのような内容。
医療に携わる主人公が医局で働いていく上で、不条理や矛盾に向き合って、何が正解なのか葛藤する。

ブラックジャックによろしく2

医療現場では理屈で片付けることができないことがある。
じゃあ、その理屈も引っくるめて何が正解なのか。人の命を扱う現場だからこその葛藤がある。

医者と命、そして金と名誉。

大抵の物語は、最終的な正解(正義が勝ち、悪が負けるなど)を予測して読み進めることができるが、この漫画に関しては、主人公のひたむきな医者としての情熱が正解なのか最後まで分からない。

無料で読めるのに、テーマは深くて熱い。考えさせられます。
この内容で無料なのは、すごい!おすすめです。

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第28位:めぞん一刻
作者:高橋留美子 連載:ビッグコミックスピリッツ

めぞん一刻


1980年代を舞台にした恋愛漫画。
恋愛漫画の金字塔と言っても過言ではない。

「一刻館」という、主人公が住んでる安アパートが舞台。
そこに新たな管理人としてやってきた女性に、主人公が恋をする物語。

新しい管理人の女性は、若くに結婚したものの早くに夫を亡くした未亡人だが、物語自体に悲劇要素は薄く、むしろ喜劇の要素が濃い。
その大きな要因が同じアパートに暮らしている「非常識の塊」のような住人たち。
悲劇的なヒロインの設定を、アパートの住人の非常識さが作用して良い具合にバランスを取っている。

「1980年代の人たちって、こんな感じで恋愛してたのかー」と、その時代背景と現代のギャップが新鮮。
こんなにすれ違うか!彼らに携帯電話を!スマートフォンを!と、もどかしい気持ちになる。

めぞん一刻2

自分ではない誰かを受け入れるって、どういうことなんだろう。
この漫画を読み終えた時、その答えを言葉にできなくても、心のどこかで実感させられる漫画。

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第27位:さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II
作者:北崎拓 連載:週刊ヤングサンデー

さくらんぼシンドローム


恋愛漫画でありながら、圧倒的ヒューマンドラマ。
主人公は23歳の社会人。
同じ会社に勤めている26歳の女上司と19歳の女子大生の二人がヒロイン。

女子大生のヒロインが進行性減齢症候群という、徐々に若返ってしまうという物語上の架空の病気に侵される.
しかし、主人公の唾液の中にその病気の症状を抑える酵素を持つ為、定期的にキスをしなくてはいけないという設定
主人公と出会った時は、中学生くらいにまで若返っていた。

主人公と女上司は付き合うことになるのだが、そこに19歳のヒロインと関わらざるおえない状況になる為、妙な三角関係が成立している。

この物語のすごいところは、精神的に大人でも子供でもない19歳のヒロインが自分の気持ちと立場、病気に向き合い、折り合いをつけようと葛藤しているのだが、主人公と女上司のヒロインが精神的にかなり大人である為、彼らの言葉に読者までもが慰められ、時には叱られるところ。

さくらんぼシンドローム2

最終回のラストカットが、とにかく秀逸。

彼女たちを見守っていて良かったと思わせるような仕上がりになっている。
ちなみに、主人公と女上司は大人なので、セックスシーンが多めです。大人なので。(笑)

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第26位:土竜の唄
作者:高橋のぼる 連載:週刊ヤングサンデー→ビッグコミックスピリッツ

土竜の唄


警察なのだが、正義感がありすぎて市民に拳銃を向けるほどの問題児である主人公が、暴力団の会長を逮捕するためにモグラ(潜入捜査官)として入団する物語。

ギャグ+アクション=痛快系喜劇

深夜に読まない方がいいです。
本当に止まらなくなります。その類の漫画。
キャラクター構成は、週刊少年ジャンプのワンピースをイメージしてください。
主要キャラクターは男気とか、器の広さを重視してます。

任侠ものでありがちと言えば、ありがちなのですが、男はそういったキャラクターに憧れてしまうのが常。
かっくいいぃぃぃぜぇぇぇぇぇぇ!!!!ついていきやすっっっ!!ってなります。


土竜の唄2


次回に繋げるのが上手く、「次の巻を読んだら寝よう」がエンドレスで続くので注意。
何も考えないで、痛快系の漫画が読みたい人におすすめ。
まだ連載は続いてます(2015/11月現在)

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第25位:ハチワンダイバー
作者:柴田ヨクサル 連載:週刊ヤングジャンプ

ハチワンダイバー


プロ棋士を目指していたが挫折した男が主人公。
賭け将棋で食いつなぐような生活をしていた中、秋葉原でめちゃくちゃ強い棋士がいるという噂を聞いて、秋葉原に行ってそのめちゃくちゃ強い巨乳メガネの女真剣師と勝負するが、コテンパンにされる。
その敗北をきっかけに真剣師(賭け将棋で生計を立てる者)の道を本格的に歩み始めるという物語。

将棋+ドラゴンボール=前代未聞!王道将棋バトル漫画
熱い!、熱い!、熱い!の三拍子。


「あれ?これ将棋漫画だったよな?」と思うも、引き込まれる作品。


ハチワンダイバー2


読んでいると将棋がしたくなるほどの面白さ。
漫画だから成し得る設定とバトル。
読んだら最後、将棋のアプリをダウンロードしているに違いない。

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第24位:魔王 JUVENILE REMIX
作画:大須賀めぐみ 原作:伊坂幸太郎 連載:週刊少年サンデー

魔王


小説家の伊坂幸太郎の『魔王』という作品をベースに、『グラスホッパー』という伊坂幸太郎の小説を組み合わせた、伊坂幸太郎ファンにはたまらない作品。
もちろん伊坂幸太郎を知らない方でも、とても楽しめる漫画です。

主人公は、心で思った言葉を他人に話させることができる能力「腹話術」を持った高校生。
裏で暗躍をするカリスマ的政治家(魔王)を「腹話術」を使って止めようとする物語。

殺し屋が多く登場し、ナイフの達人、相手を無条件で自殺させる能力がある男、交通事故に見せかけて殺す押屋など。
「腹話術」という一見バトル向きではない能力で、どのように対抗するか注目してほしい!


魔王2


キャラクターの能力に個性があり、敵であるカリスマ的政治家や殺し屋たちも魅力的に描かれている。
小説と漫画のコラボによって、エンターテインメントでありながら各キャラクターの発する言葉や考え方には、漫画にはない説得力や深みがある。
小説『魔王』『グラスホッパー』と共に、おすすめ。

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第23位:NOBELU -演-
作画:吉田譲 原作:野島伸司 連載:週刊少年サンデー

NOBELU.jpg


『高校教師』『家なき子』などTVドラマの脚本を手がけてきた野島伸司の初漫画原作を手がけた作品。
子役を題材にするという異例の漫画。
自分の子供を芸能界デビューさせて一攫千金を狙う親。

主人公は母親に無理やりタレント事務所に入れられて、子役の道を進むことになる。
芦田愛菜ちゃんとか、鈴木福くんとか。頑張ってね・・・と応援したくなる。

子役のリアル。
または、子役の非リアルを描いた作品となっている。


NOBELU2


また、「多重人格」がこの作品の大きな見どころ。遊戯王の闇遊戯とイメージ的には近い。
主人公を含め、登場人物の多くの子役が多重人格です。

「<自分>とはなんですか?」と問われたら、答えられる人は少ない。
子役を通して、>自分という概念いついて考えさせられる作品。

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第22位:鉄コン筋クリート
作者:松本大洋 連載:ビッグコミックスピリッツ

鉄コン筋クリート


夜って悲しい気持ちなのね。きっと死んじゃうこととか考えちゃうから

アニメ映画化された、松本大洋さんの代表作。
宝街という新宿の歌舞伎町とタイのバンコクを足して2で割ったような町が舞台。
町の雰囲気は治安の悪さと荒廃した都会感があるものの、どこか先進的な顔を持つ。

それが松本大洋さんの絵で、日本的でありながらもどこかエスニックな仕上がりになっている。
この町に住む少年・クロとシロが本作品の主人公。二人とも身体能力が高く、強盗などの手段で生計を立てて生活している。
そこによそ者ヤクザや殺し屋がこの町に干渉してくることになり、物語が動く。

下画像の左がシロで、頭のネジが外れまくった少年。
しかし、たまに人生の的を射るような言葉を発する。
『ぼのぼの』と少し似ており、この作品の哲学的な要素の中心を担う。

そして、右がクロ。喧嘩が強く、シロの親代わりのような存在。
シロを守ることが自分の存在意義だと思っている。


鉄コン筋クリート2


この作品は漫画を読んでいるのにアートを見ている気分になる程、舞台の雰囲気が味わいがある。
それだけでも楽しめるのだが、「こいつは俺がいないとダメなんだよな」とシロの世話をするクロという構図だが、実はクロの方がシロに依存していたという二人の関係性が深い。

互いに依存するから絆があるのか。
絆があるから互いに依存するのか。
シロとクロが彼らなりに、最終的な答えを導き出す。
アニメ映画の方も、最高の演出を通してこの作品の良さを存分に引き出しているので、おすすめです。

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第21位:うみべの女の子
作者:浅野いにお 連載:マンガ・エロティクス・エフ

うみべの女の子


男性諸君お待たせしました!
エロ漫画ですよ!

ただし!ただのエロ目的でこの漫画を読むと死にます。
心が死にます。

田舎の海辺の町が舞台で、中学生の恋愛とセックスの物語。
浅野いにおさんの漫画の登場人物は基本的に自意識過剰なのですが、この漫画に関しては登場人物が中学生ということで、自意識過剰に拍車をかけている。

僕たちが高校生だった時、同級生の女子たちはどんなキスを経験して同じ教室にいたのだろう。
僕たちが高校生だった時、同級生の女子たちはどんなセックスを経験して同じ教室にいたのだろう。


バカな男子には想像もできないような、経験が女の子には、きっとある。

うみべの女の子2

セックス描写が生々しいのと、浅尾いにおさんの画力も相まって、最強の鬱系エロ漫画に仕上がっています。
本当に最悪の気分にさせてくれます。良い意味で。

思春期の女子の秘密を覗き見させてくれる漫画。

勇気がある者だけ、読みましょう。戦死、注意。
ただし、僕にとってはラストカットだけが救いだった。

あのラストカットがあったから、僕は今でも女の人を信じることができる。

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第20位:僕等がいた
作者:小畑友紀 連載:ベツコミ

僕等がいた


恋は楽しいけど、愛はつらい。けど本当の愛は、キズつかない。

序盤「はいはい。モテモテのイケメンでてきましたー。はいはい。地味目の女の子の主人公と両思いになりました。量産されてるただの少女漫画じゃん。はいはい。胸キュンですね」

中盤〜終盤「ちょっっ!!!こいつらどうなんの?これ少女漫画だよね?胸キュンとか言ってる場合じゃないよ!てか、全然、胸キュンしないよ」

ラスト「良かったねぇぇぇ(泣)胸キュン通り越して胸ギュンだよぉぉぉぉ!!!」


僕等がいた3

全16感なのですが、最初の8巻は本当に普通の少女漫画。
イケメンと主人公の間にすったもんだあるところを見せられる。

ただ、そのすったもんだが全て伏線だったのではと思う程の、怒涛の盛り上がり。
ここまで伏線を回収しつつ、ドラマ性の高い演出を通して、恋愛を描く漫画は珍しい。

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第19位:惡の華
作者:押見修造 連載:別冊少年マガジン

悪の華

夕日が紅いだけ
教室が騒がしいだけ
大人が無表情なだけ
自分が嫌いなだけ

ただ、それだけなのに、
「おんぅぅどりゃぁぁあ!ぐぅらぁぁぁあ!ぶぇぇええああああ!ずぉおおおびゃあ!!」

と叫びたくなったことがある思春期を過ごした方に、おすすめの漫画。
思春期と自我と閉塞感と承認欲求と遣る瀬なさを鍋でグツグツと煮込んで、出来上がったような作品。

混ぜるな危険。思春期+惡の華=精神崩壊
思春期を卒業した方のみ、手に取ってください。

悪の華2

「おんぅぅどりゃぁぁあ!ぐぅらぁぁぁあ!ぶぇぇええああああ!ずぉおおおびゃあ!!」を経験したことがない方には、この声にならない青い感情が不快に感じるかもしれません。

あくまで、「おんぅぅどりゃぁぁあ!ぐぅらぁぁぁあ!ぶぇぇええああああ!ずぉおおおびゃあ!!」を経験したことのある方におすすめの漫画。
分かる人には、分かるはず。

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第18位:XXXHOLiC
作者:CLAMP 連載:週刊ヤングマガジン→別冊少年マガジン

ホリック


オカルト要素のあるファンタジー漫画。
アヤカシが視える高校生が主人公。
願いを叶える店の女主人のもとで主人公がバイトをすることになる物語。
読者を惹きつけてやまない世界観がこの漫画の魅力。
世界観も素晴らしいのだが、作り込まれた演出がこの作品の最大の面白さ!

ホリック2

基本的に喜劇的な要素が高いが、オカルトファンタジーを通して伝えられる「死と縁(えにし)」のテーマは深く、とにかく演出が秀逸。
もうネタバレしたいくらい!ここで語りたいがそれは読んでからのお楽しみ。

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第17位:ヒカルの碁
作画:小畑健 原作:ほったゆみ 監修:梅沢由香里 連載:週刊少年ジャンプ

ヒカルの碁


どこにでもいる小学生の少年(髪色以外)が天才囲碁棋士の霊に取り憑かれることから物語は始まり、神の一手を目指す、言わずと知れた超超超名作漫画。

意外にも漫画を読んだことがない人が多い。
「アニメなら見てたけど、ヒカルの碁ってどうなったの?」と聞かれることも、たびたび。

バカやろう!!!!!
読めよー・・・。ヒカルの碁は絶対に読んどけよ・・・(泣)

この漫画は囲碁を通して、主人公の成長を描いているだが、囲碁のルールを全然知らなくても囲碁が感覚的に楽しめてしまうところが上手いと思う。
この漫画が始まるまで、囲碁のルールを知っていた人なんて読者の1%くらいなものでしょう。
将棋ならルールを知っている人は多いが、普通の小中学生は囲碁のルールなんて知らなかった。

それがここまでヒカルの碁がヒットした要因には、天才囲碁棋士の霊に取り憑かれるが自分の力で囲碁を打つという設定、囲碁のルールを知らなくてもキャラクターの心理描写で対局状況が分かる演出、囲碁を多角的にとらえれるように構成されたキャラクター。

全てが噛み合っているから面白い。


ヒカルの碁2


もちろん主人公の囲碁の実力と心の成長も見所。
作品全体のバランスが良く、囲碁のルールを知らなくても楽しめるジャンプの名作のひとつ。

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第16位:ハチミツとクローバー
作者:羽海野チカ 連載:CUTiEcomic→ヤングユー→コーラス

ハチミツとクローバー

「自分の一番好きな人が」「自分のことを一番好きになってくれる」たったそれぽっちの条件なのに どうしてなの 永遠に揃わない気がする

片想いをしている人、片想いをしていた人。

全ての片想いに捧ぐ、
片想いのスーパーサプリメント。


舞台は美術大学。美大生の恋愛と大人の世界に入る前に考える自分の生き方がテーマになっている。
他にも家族、友達、才能などについても考えさせられる場面もある。

ハチミツとクローバー2

基本的に喜劇的なシーンが多く、美大生の日常系漫画の要素も高い。
しかし、その中で静かに丁寧にキャラクターの感情を言葉にして読者に伝える。

羽海野チカさんは、心の深いところにある言葉にならない思いを言語化させる達人です。
「そうだ。あの時の気持ちってそうだったんだ。言葉にするとそいうことだったんだ」
そんな風に切なくもあたたかい気持ちになる漫画。

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第15位:魔人探偵脳噛ネウロ
作者:松井優征 連載:週刊少年ジャンプ

ネウロ


探偵物なのに、全然推理しない作品

謎を食糧とする魔人が、地上を訪れる。
そこで、一人の女子高生と出会い、彼女を探偵役に仕立て上げて謎を喰うことを目論む物語。

松井優征さんといえば、今、『暗殺教室』が大ヒットしてますよね。面白いです!
この作品は『暗殺教室』の前作品なのですが、個人的には『魔人探偵脳噛ネウロ』の方が好きなんですよね。
全然、探偵物としては成立してないのですが、漫画的な表現がすごく面白かった作品なんです。
面白いのですが、1巻を読んでつまらなかったら、読むのを止めても良い作品かもしれません。読者を選びます。


ネウロ2


この作品の見所は、犯人の狂気。
また、狂気の表現方法。
また、推理途中などにでてくる、パロディや風刺が面白い。

一つの娯楽漫画として、その時代の完成系だったと思います。

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第14位:RAINBOW -二舎六房の七人-
作画:柿崎正澄 原作:安部譲二 連載:週刊ヤングサンデー→ビッグコミックスピリッツ

レインボウ


男の、男による、男のための、男漫画

戦後の日本が舞台。
それぞれの事情で少年院・二舎六房で一緒になった6人と1人の男たちの物語。
とにかく、この漫画には不条理と理不尽が満ち溢れている。

生きる
この漫画のテーマは「生きる」に尽きる。強く、生きる。


レインボウ2

ワンピースの「風邪ひくなよ」「長い間!クソお世話になりましたぁぁぁ!」に感動した人は、この漫画がハマる可能性は高い。
柿崎正澄の圧倒的な作画力によって、この漫画の大作的雰囲気は確固たるものになっている。

ただし、その作画力ゆえに暴力的なシーンなどもかなりリアルに描かれている為、そういうのが苦手な人は読んでて引いてしまうかもしれません。

他には名シーンがありすぎて、名シーン麻痺してしまう可能性があるので注意です。
対策としては、RAINBOW -二舎六房の七人を読んだ後に、しばらくはカッコイイ漫画を読まないことです。

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第13位:LIAR GAME
作者:甲斐谷忍 連載:週刊ヤングジャンプ

ライアーゲーム
漫画界最高の知能バトル!

この漫画はバカ正直な女子大生が、莫大な額を賭けたマネーゲームに参加せざるおえない状況になるのだが、天才詐欺師の力を借りて、ライアーゲームというマネーゲームを勝ち進んでいく物語。
ドラマ化されて、話題になった作品。
ドラマ版は美術がすごく良かった。全体的におしゃれで非現実的な雰囲気が出ていた。

通常、麻雀やギャンブルなどを題材にした漫画は、どうしても「運」が介在する。
この漫画には運で勝つということは、99%ない。

必勝法がある

これがこの漫画のキーポイント。

ライアーゲーム2

最初のうちは「その手があったかー!!!」
と必勝法に感心する。

徐々に「このゲームのルールであれば、この方法が必勝法なのでは?」と考え始め、モブキャラがその必勝法をやり始めると「やばい、この方法では主人公たちにやられる。他に勝つ方法は何だ・・・」と読者までもが、勝つ方法を考え、なかなかページをめくることができなくなるようになる。
ゲーム内容も毎回ユニークで、それぞれに必勝法がある。
甲斐谷忍さんは正真正銘の天才だ。

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第12位:嘘喰い
作者:迫稔雄 連載:週刊ヤングジャンプ

嘘喰い

ギャンブル+暴力=最強のエンターテイメント

第13位のLIAR GAMEに暴力要素を付け加えたような作品。
「賭郎」という様々な闇ギャンブルを取り仕切る大組織を通して、天才ギャンブラーの主人公を含め、各キャラクターがギャンブル対決する漫画。

今までのギャンブル漫画にはない、知略、駆け引きにアクションが混ざり、エンターテイメント性のかなり高い内容になっている。
特にバトルシーンの演出は素晴らしい。
戦闘での画力はトップクラスで、カメラワークも上手い、また戦い方にもアイデアが含まれている。

嘘喰い2

この漫画のギャンブルバトルの演出は個人的に、大好物なんです。
先にも述べましたが、知略、駆け引きとアクションが混ざっている。
話が進むにつれて、アクション要素が高くなっていきます。

ある条件が成立すると戦闘になる、ある有利な条件を成立させると戦闘でも有利になる。

このように、知略で勝てないと戦闘でも勝てない。知略で勝てても、戦闘力が低ければ勝てない。というように、アクションの中や、アクションにいくまでの過程に緻密な知略や駆け引きやアイデアがあって、めちゃくちゃ面白い。
個人的にはすごくおすすめの漫画!

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第11位:ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE
作者:CLAMP 連載:週刊少年マガジン

ツバサ


読んでて100%飽きずに最後まで楽しめる漫画!
100%です!


ヒロインの記憶を取り戻す為に、様々な異世界を冒険する物語。
異世界はパラレルワールドになっていて、それぞれの世界観が見どころの一つ。
また、この人があれで、あれがこの人で、あの時空の人があれで、あの人があの時空で・・・
というような具合で、話が進むにつれて物語が複雑になっていくので、めちゃくちゃ読みごたえがあります。
アニメの『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』が好きな人は、たぶんハマると思います。

ツバサ2


「誰かを想う」ということを、ものすごい緻密な演出で壮大に描かれている。
この漫画を読んだら最後、

必ず、第18位:『XXXHOLiC』を読みたくなります。

作者は同じCLAMP。
それは、この『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE』という漫画が底なしに面白いことと、『XXXHOLiC』と『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE』が密接にリンクしているから。
物語を理解するのが難しい部分は多少ありますが、その複雑さも含めて面白い!

いや、複雑だからこそ面白いのが、『XXXHOLiC』と『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE』です!

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第10位:ぼくんち
作者:西原理恵子 連載:ビッグコミックスピリッツ

ぼくんち


全3巻で一冊がとても薄ぃぃぃい。たぶん、2時間をあれば全部読めます。
ただし、内容は濃ぉぉぉおおいです。
格差社会の底辺に住む家族の物語。
画像を見ての通り、絵は小学生が書いたような仕上がりになっている。
この絵柄が不思議で、読めば読むほど良い意味で怖くなっていく。

僕は、この漫画を読んで色々と考えたのですが、つきつめると、

生きるって何だ
幸せってって何だ


という生まれたら必ず直面する問いがあって、その問いに対する答えは示さない。
ただ、その問いに対するの姿勢を示すような作品になっていると思う。

ぼくんち2

生まれたから、生きていかなくてはいけない。
でも、生きることは辛い。生きていくのは苦しい。
『ぼくんち』は、一時的に何かを考えさせる漫画じゃない。
『ぼくんち』は、一時的に「頑張って生きていこう」と思わせる漫画じゃない。
前向きな気持ちとか、後ろ向きな気持ちとか関係なく、

歩みだけは、死ぬまで前に進めさせられる漫画。

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第9位:ぼくの地球を守って
作者:日渡早紀 連載:花とゆめコミックス

ぼくの地球を守って

主人公を含め、前世の記憶を夢で見ることができる登場人物の複雑な人間関係を描いた作品。
前世というと、「私は美輪明宏ですよ。あなたの前世はフランス人の貴族ですよ」というのような感じで、日本もしくは世界の人々をイメージすると思いますが、ここで扱われているのは宇宙人。
宇宙人といっても、地球人と見た目は同じ。また、地球よりもかなり文明や科学が発達しており、地球では起きてないし、確認すらされていない宇宙戦争なども起きている。
その為、宇宙人から見た地球人は、文明レベルが低い星とされている。

この作品は現世(地球人)パートと前世(宇宙人)パートに分かれており、前世の記憶の夢を見ることにより、現世の人々に影響を与えていくという構成になっている。

あまりに過酷で悲しい過去を乗り越えることができるのか。
人の記憶は、感情にどこまで干渉してくるのか

そういったテーマを恋愛を中心に、戦争や宗教などの要素を加えて描かれている。

ぼくの地球を守って2

「なぜその価値観になるのか」を「そのキャラクターの過去を読者に見せて説明する」という演出はよくある手法ですが、それに時間をかけることによって、この作品の壮大さと深さが確立している。

実は、ラストや各キャラクターの行動に賛否両論ある作品です。

悲しい記憶や孤独から解放するというテーマを扱う作品は少女漫画に多いのですが、輪廻転生という演出でそれを上手く表現できていて、個人的には素晴らしい作品だと思います。

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第8位:あひるの空
作者:日向武史 連載:週刊少年マガジン

あひるの空

当ランキング唯一のスポーツ漫画になります。
『SLAM DUNK(スラムダンク)』という、最強のバスケ漫画がありますが、この作品は『SLAM DUNK(スラムダンク)』を読んでバスケを始めた少年少女たちが、高校のバスケ部に入って、スポーツに打ち込むことのリアルを描いているような漫画。

エンターテイメント性を保ちつつもドキュメンタリーの要素を兼ね備えた作品になっている。

まず言っておきたいのが、

12巻で泣きます。


そして、この作品は
12巻で泣いてから、バスケ漫画として始まると言っても過言ではない。

あひるの空2

登場人物の過去描写に時間をかけており、その過去を含め、バスケにかける想いを試合でどのように昇華させるのかが見所。

それは勝利という形のみではなく、負けたチームのキャラクターが自分の想いをかけて望んだ試合結果をどのように受け入れるかなど、ただ負けたから悔しい、だから泣く、というような安直な表現はされていない。
単純に主人公のチームが苦戦の末、勝利してスッキリしたいだけであれば、この漫画はおすすめできません。

『あひるの空』は、
試合展開でドラマを作っているスポーツ漫画ではなく、高校生のバスケにかける想いをドラマにして、そのドラマが試合展開に反映されている漫画です。

Amazonであひるの空のレビューを見る





第7位:3月のライオン
作者:羽海野チカ 監修:先崎学 連載:ヤングアニマル

3月のライオン

幼い頃に交通事故で家族を失った主人公が、ある家族と交流を持つことにより、徐々に他人と心をかよわせるようになる物語。
主人公は15歳で将棋のプロ棋士になっているということから、ボードゲームとヒューマンドラマを合わせた作品になっており、第17位:ヒカルの碁と同じような題材ではあるが、物語としてのテーマは大きく異なる。
すでにプロなので、1巻の時点で将棋はめちゃくちゃ強く、主人公が将棋を通じて成長を描こうという場面は少ないが、プロとして登場人物が将棋にかける想いが描かれることは多々ある。

幼少期に両親を失い、小学生の頃ではいじめられている経験があることから、主人公は他人に心を開くことが出来ず、集団に溶け込めない。
『ヒカルの碁』と『ハチミツとクローバー』の中間を取ったような作品。


3月のライオン2


16位:ハチミツとクローバーと同様に、喜劇的な要素も多いが、
羽海野チカさんの、心の深いところにある言葉にならない思いを言語化させるという名人芸が炸裂している。
はっきりいって、つまらない回が一つもない漫画。

「ヒューマンドラマ系の漫画が好きな人が、漫画に求めている要素」が全て詰まっている作品と言っても過言ではない。

絶対に読んだ方が良い漫画の一つ。
まだ連載は続いてます(2015/11月現在)

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第6位:火の鳥
作者:手塚治虫 連載:漫画少年→少女クラブ→COM→マンガ少年→野性時代

火の鳥

漫画界の神『手塚治虫』が残した、漫画の旧約聖書。

世代、いや、歴史を超えて語り継がれるであろう、色褪せない作品。
この漫画を読んでいるか否かで、漫画について語れる次元は確実に異なるものになる。
火の鳥(不死鳥)が毎話でてくるだけで、〜編という具合でオムニバス作品となっている。
古代から想像もつかないような未来の先まで描かれており、舞台は地球だけではなく宇宙にまで及ぶ。
テーマは、この世の全て。森羅万象。命、人間、魂、自然、宇宙など。
全てにおいて、手塚治虫というフィルターを通して本質が描かれている。

火の鳥2

「古い漫画だし、つまらないんでしょ」と最初はそう思うかもしれません。
もしくは「いつか読んでみたいなー」や「小学生の時に図書館でちょろっと読んだな」という方もいるかもしれません。
大人になった方、大人になろうとしている方、

絶対に読んでおくべき作品です

確かに王道バトル漫画は痛快で、読んでいて気持ちがいいかもしれません。
ただ、「学ぶ漫画」も楽しめるようになると、また漫画の読み方も深くなり、漫画をさらに楽しめるようになると僕は思います。
『火の鳥』という漫画は、今、生きている世界(宇宙も含め)の本質について考えさせられます。
例えば、イスラム教の過激派組織はなぜ虐殺をするのだろう?と考える際に、ニュースの情報だけでなく、本質について考えることのできる人になりたいのであれば、『火の鳥』は本質について考えるコツを僕たちに提示してくれるかもしれません。
漫画が好きで、「考えることのできる人」になりたいという方は、絶対に読むべき作品です。

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第5位:SIDOOH/士道
作者:高橋ツトム 連載:週刊ヤングジャンプ

士道

幕末という動乱の時代を生きた、ある兄弟の物語。
実在した人物(新撰組、坂本龍馬、勝海舟など)も出てきて、歴史好きにはたまらない作品。
もちろん、歴史が好きでもない方でも楽しめる作品です。
鎖国を続けていた日本に黒船がやってきて、日本は開国を命じられます。
その中で、日本国内では倒幕派(日本を改革する)と佐幕派(既存の日本を守る)に分かれます。

この時代、意見や価値観は異なるものの、日本を想う気持ちは、みんな一緒だった。

最終的にどちらが勝ったのかは、現代の日本を見れば明らかですが、その過程にはたくさんの人々の意志と行動があった。

士道2

幕末という時代がどのように動いたのか、臨場感をもって体感できる作品です。
また、新撰組ってどんなことをした集団なの?坂本龍馬ってなんで有名なの?という疑問にも、読んでいれば自然と分かるようになっています。
何よりも、この漫画は歴史を題材にしていることもあり、高橋ツトムさんの画力を中心に、
かなりリアルでありながらエンターテイメント性の高い作品に仕上がっている。

個人的には、作者の高橋ツトムさんは「武士道」の美しさを描きたかったのではないかな、と思ってます。
読み進めていくと、主人公の一挙手一投足が「綺麗だな」と思えてくるんですよ、本当に。

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第4位:ドロヘドロ
作者:林田球 連載:月刊IKKI → ヒバナ

ドロヘドロ

センスの押し売り 面白さで圧倒されまくる漫画

頭を爬虫類で、記憶を失っている男が主人公。作風はダークファンタジー。
「魔法使いの世界」と扉を通じて繋がっている退廃的な町が舞台。
はっきり言って、作者の「伝えたいこと」とか、この作品に関しては汲み取れない。

ただただ、面白い!それだけの作品。

グロい、カッコイイ、コミカル、コミカル、グロい、エグい、コミカル、カッコイイ、、、
という具合で、ダークファンタジーの重苦しい部分に、コミカルな要素が絶妙なバランスで入れられており、独特の画風もあいまって読者を魅了する。
また、大部分のキャラクターたちが身につけているマスクも、ユニークなものが多く、作者のセンスが光る。

ドロヘドロ2

魔法の種類もユニークな為、魔法使いがどのような魔法を使うのかも見所。
悪役も含め、キャラクター構成も魅力的。
今、文章を作成してて思うのが、この作品の魅力を言語化するの難しい!(笑)
一度、読んでみてほしい作品です。
ただし、グロい描写がどうしても苦手な方には、おすすめできません。
刺さる人には、深く刺さる作品です。

もっと評価されるべき。

このブログに出会ったのも、一期一会。
面白いだけの作品ですが、騙されたと思って読んでみてください。
余談ですが、この漫画を読むと餃子を食べたくなります。
まだ連載は続いてます(2015/11月現在)

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第3位:鋼の錬金術師
作者:荒川弘 連載:月刊少年ガンガン

鋼の錬金術師

誰もが知る名作漫画。紹介してごめんなさい。
ただ、読んでいない人がいるなら伝えたい。この漫画の素晴らしさを!!!

作品のおおまかな概要を説明すると、
エルリック兄弟という本作品の主人公が、死んだ母親を錬金術で蘇らせようとした結果、失敗する。
人間を作り出すことを人体錬成というのですが、それは錬金術では最大の禁忌。
その禁忌を起こしてしまった兄弟は、代価として兄は左脚を失い、弟は身体の全て失うが、兄は自分の右腕の代価に弟の魂を鎧に定着させる。
その為、元の体に戻る方法を探しに旅にでる。
というもの。
めっちゃ自業自得。

個人的には、「自分の身体って、自分にとって何か」「身体の中で何があれば人間で、何がなければ人間じゃないのか」などの、<身体と自分(命や魂)>がこの作品のテーマだと思っています。

そして、このテーマの作品を作成する上で、ものすんごーい量の文献を参考にして作られてる。確実に参考文献がめちゃくちゃある。
どの漫画でも「これは無理があるだろ」というような、設定とストーリーの矛盾が必ず出てくる。
ただし、『鋼の錬金術師』に関しては、
錬金術、義手や義足、ホムンクルス(人造人間)、キメラ(合成獣)、軍隊、民族、宗教、難民などなど。

あらゆる、要素を物語の演出に組み込んで、「これは無理があるだろう」を完全回避している。

鋼の錬金術師2

この作品の魅力はいくつかあるのですが、最大の魅力は作品のテーマを具現化していることだと思います。
作中に何度か、<真理>という概念が具現化され、ある時は登場人物として出てきて、各キャラクターと対話します。
この<真理>は、この作品のテーマと言っても過言ではないでしょう。

テーマが目に見えて、テーマが喋っているというのが、個人的にはめちゃくちゃ面白い。
漫画の演出で一番好きです。

まだ読んでない人は、絶対に読むべき!

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第2位:HUNTER×HUNTER
作者:冨樫義博 連載:週刊少年ジャンプ

ハンターハンター

「長期休載が当たり前」が許されてしまうほど、漫画好きを魅了してしまった異例の作品。
2015年、連載率0%!しかし、ファンは待ち続ける。週刊少年ジャンプも連載枠を取り続ける

皆さんご存知の作品だと思います。
ただ、1998年に連載開始した漫画なので、「知ってるけど読んでない」という若い方も多いのではないか、と思ったので紹介させて頂います。
まだ見ぬ父親に会うために、父親の職業であるハンターになり、冒険をしていく物語。
物語が進むにつれて少年漫画とは思えない、残虐的な描写が含まれており、グロいのが苦手な方は読んでて引いてしまうかもしれません。

漫画が始まって以来、あらゆる能力系のバトル漫画が生み出されてきました。
ジョジョのスタンド、ドラゴンボールの気、ワンピースの悪魔の実、ナルトの忍術、等々。

あらゆる能力系バトル漫画の中で、能力設定が一番に緻密なのが、この作品。

RPGゲームでもここまで緻密に設定しないだろうというほど、バトルをする上で、個々の能力にバリエーションがあり、単純に力と力のぶつかり合いではないところが、この作品最大の魅力。
その能力とは、物語の初盤〜中盤に出てくる「念」という概念なのですが、少し解説させていただきます。

ハンターハンター3

1:六性図

念能力は、上記図の右側の6タイプに分けられる。個人で得意系統は異なり、自分の系統は生まれつきのもので選ぶことはできない。 得意な系統は会得しやすく、それ以外は、六性図で自分の系統を中心に修得率が低下する。
例えば、上記図の左側のように、あるキャラクターの得意系統が具現化系だった場合、習得率は具現化系100%、変化系80%、強化系・操作系60%、放出系40%となる。


2:念能力タイプ

強化系 …ものの持つ働きや力を強くする(パンチ力が強化されるなど)
変化系 …オーラの性質を変える(オーラを電気に変えて攻撃するなど)
具現化系 …オーラを物質化する(オーラを武器に変えて具現化するなど)
特質系 …他に類のない特殊なオーラ(他者の能力を奪い取るなど)
操作系 …物質や生物を操る(対戦相手を操るなど)
放出系 …オーラを飛ばす(かめはめ波的なイメージ)


3:制約と誓約

念は、制約(ルール)を決めてそれを「遵守する」と心に誓うことで 威力を増す。
その制約が厳しいほど、使う技は爆発的な威力を発揮する。
例えば、具現化系の能力で刀を具現化する時、「男しか切れない」という制約をすることによって、切れ味が増す。
または、「女を切った場合、自分が死ぬ」という制約をすると、さらに刀の切れ味が増す。
という具合に、リスクを負うほどに、念の威力は増加する。

念については他にも応用技などがあるのですが、長くなりすぎるので、この辺で。
簡単に念の要素を3つ紹介しただけでも、能力設定が緻密であることが分かると思います。
個人的に、ワンピースの悪魔の実も、食べるとカナヅチになるだけではなくて、それぞれの悪魔の実によってリスクが異なると、もっと面白いんじゃないかなー、とか思ったりします。

ハンターハンター2

この漫画の特徴の一つに、作者はキャラクターに感情移入させようという気持ちが一切ない、というものがあります。
「主人公に嫌悪感を覚える」という読者も多い(笑) 
また、基本的に主人公が弱くはないけど、すごく強いわけでもない。
常に、中の上くらい。
もう、はっきり言って、少年漫画じゃない。夢がない。

さらに、念能力が複雑の為、戦闘シーンに長めの解説が入る時がある。
その為、単純に気持ち良くなりたいだけでバトル漫画を読みたいのであれば、この作品はおすすめできません。

バトル漫画の「気持ちいい」ではなくて、「面白い」を追求した作品です。
まだ連載は続いてます(2015/11月現在)

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第1位:フルーツバスケット
作者:高屋奈月 連載:花とゆめ

フルーツバスケット

読み終えたら、心の松葉杖になってる漫画
自分がケガした時に使うも良し、大切な人がケガした時に使うも良し。

主人公の女子高生が、ある家に居候させてもらのだが、そこにいる人たちは異性に抱きつかれると獣に変身してしまうという体質だった、という意味が分からない設定。

一見すると、コメディ?と思うのですが、コメディ要素はあるけど、コメディではありません。
この作品は圧倒的にヒューマンドラマです。
「異性に抱きつかれると獣に変身してしまう」というのは、呪いのようなものなのですが細かい説明は省きます。
この呪いを持って生まれた登場人物たちは、それぞれ傷を抱えているのですが、そこに主人公が入ってきて、彼らの傷を癒していくという物語です。

前述しましたが、羽海野チカさん(『ハチミツとクローバー』『3月のライオン』の作者)は、読者の心の深いところにある言葉にならない思いを言語化させる達人です。
高屋奈月さんは、また別の上手さがあります。

上手さというか、天賦の才があります。
それは、読者ではなくキャラクターの感情を言語化して読者に伝えるというものです。

え?なにが違うの?という方もいるかもしれませんが、これは読者からしたら大きく異なります。
例えば、『ハチミツとクローバー』であれば、「片思い」をしていた人の感情を、言語化して読者に「あぁ、そういうことか」と思わせることに対し、この『フルーツバスケット』という作品は、キャラクターの感情に対して「あぁ、そういうことか」と思わせてくれるのです。

その為、自分が経験した感情ではなく、キャラクターの感情をリアルに体感させるという偉業を成し遂げた作品>なのです。

フルーツバスケット2

『フルーツバスケット』には、伝説的な演出があります。
それは、ある登場人物が主人公の名前を呼ぶだけで、その登場人物の成長を示したもの。

本作品を読んだことのある人は、「あのシーンか(号泣)」となると思います。
「泣ける作品」「感動する作品」という概念を大きく卓越した、キャラクターと共に、成長させてくれる作品。
もう一度、言います。

読み終えたら、心の松葉杖になってる漫画なんです。

自分がケガした時に使うも良し、大切な人がケガした時に使うも良し。
自分と、自分の大切な人の支え方の姿勢を、僕はこの漫画で学びました。

Amazonでフルーツバスケットのレビューを見る









おわりに

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
僕の「おすすめ漫画ランキング」はいかがだったでしょうか?
このランキングを通して、「あの漫画読もうかな」と思っていただけたら、書いた甲斐があるってもんです。
紹介文には「演出」という言葉が多く使われていたと思います。
このランキングを通して、僕が伝えたかったのは3つです。

1:「面白い」漫画を伝えたい
2:漫画家の演出に着目してほしい
3:ストレス解消で気持ちいいだけが漫画じゃない


「気持ちいい」漫画は分かりやすい。
主人公が悪を倒す。キャラクターの過去を描き、読者に感情移入させる。
キャラクターがカッコイイ台詞、感動的な台詞を叫ぶ。
読んでいて気持ちがいい。友達と「あれは名シーンだった」と語り合える。

僕だってワンピースが好きだ、何度も泣いた。

ただ、「気持ちいい」と「面白い」が同じかと言えば、そうじゃない。
ただ漫然と漫画を読むのではなく、もっともっと深く読んでみてほしい。
「楽しかった」「感動した」「鳥肌立った」だけの感想から、もう一歩だけ先に進もう。
キャラクターの懸賞金を全て言えるなんて、どうでもいいことなんだ。
そんなのは漫画好きでも、なんでもない。

ストレスを解消する「気持ちいい」漫画も良い。
このランキングでは紹介しなかったが、僕はそういった漫画も好きだ。
ただ、視野を広げて、もっと漫画を読んで、作者を読めば、さらに漫画のことが好きになるはずです。

勉強では学べないことが、物語からは学べる。
「気持ちいい」以外の「面白さ」が、物語にはある。
作者の「伝えたいことは何か」。
その「伝えたいこと」はどのようにして、伝えられているのか。


物語を読んで、考えることが、一番に楽しいことなんだ。

あなたが一番好きな漫画を思い浮かべてみてください。
その漫画の作者は、漫画を通して何を伝えようとしているのでしょうか?
その「伝えたいこと」を、どのような演出で伝えているでしょうか?

もし浮かばないようであえば、一番好きな漫画からそのことに着目して、もう一度読んでみることも良いかもしれません。



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